人間を洗脳する方法
※マッドサイエンスシリーズは倫理的に問題の有る科学を扱っているため倫理にうるさい方はお帰りください
カルト宗教の教祖になろう!
カルト宗教の教祖になって信者から沢山の金を巻き上げて毎日堕落した生活をしたい!
なんて考えたことはありませんか?
洗脳に必要な手法というのは既に殆ど洗練され尽くしているため方法論としては既に確立している。
閉鎖的環境の構築
人間を洗脳するために必要な方法の第一歩はまず「閉鎖的な環境」を構築すること。
この「閉鎖的な環境」は外部との情報が完全に遮断されている方が都合が良い。
テレビ・ラジオから雑誌、インターネットまで全て遮断したほうが良い。
カルト宗教が信者を洗脳するために人里離れた山奥に「修行場」を作ったりするのはつまるところこれが目的だと言ってよい。
つまり、外界の情報を遮断する事によって「狭い価値観の中だけで生活させる事による価値観の固定化」を狙うのである。
疲労させる
人間は疲労が蓄積されている状態では正常な判断力が失われていく。
だから、過酷な労働や睡眠時間の削減等によって非洗脳者を極度の疲労状態に持ち込む。
やはり、カルト宗教がとてつもなく厳しい修行を信者に課したりするのはこれが目的である。
人間は疲れ切っている時は判断力が低下するからその時に何か言われるとその情報を解釈せずに鵜呑みにしてしまうのだ。
救済する
そうして相手を極度の疲労状態に持ち込んだ所からまるで自分が救世主であるかのように相手に味方をするかのように接する。
あるいは、相手に対して積極的に愛情を示す。
おおよそありとあらゆるカルト宗教は皆とても優しく接してくるのだが何故彼らが優しく接してくるのかという理由がここにある。
依存状態を継続させる
基本的に非洗脳者に対しては「自己判断」を許さない。
例えば、一般的にこれは「教義」によって実現される。
相手が何か自己判断で物事を考えようとすると「それは教義に反する」と相手を批判する。
逆に相手が「教義通り」の行動を取った際には「教義に従った素晴らしい行動」として相手を褒める。
こうした「自己判断を一切許さない」という教育を徹底すると、次第に非洗脳者は主体的な行動を行う事が出来なくなり、教祖に対して依存した行動を行うようになる。
洗脳されやすい人の特徴
そもそも、先天的に洗脳されやすい人とそうでない人とがいる。
だから、簡単に洗脳される人は簡単に洗脳されるし、絶対に洗脳されない人は絶対に洗脳されない。
ゆえに、最初から簡単に洗脳されてくれそうな人をターゲットに絞って狙い撃ちにする事によって成功率が格段に向上する。
そうした洗脳されやすい人の特徴は以下の通り。
・優柔不断
・依存心が強い
・親が過保護
・主体性が無い
・相手に嫌われる事を極度に恐れる
・他人との喧嘩を極度に避ける
・パシリにされやすい
・他人の顔色ばかり気にする
・非暗示性が高い
・超常現象やスピチュアル、天国や地獄の概念や前世等を信じやすい
ちなみに、この辺の騙されやすい人の特徴はこちらの記事にてより詳しく説明しているためこちらの記事も参照すること。
洗脳成功!
こうして対象はめでたく洗脳される。
やったね!
みんなも酒池肉林を実現しよう!
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